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ハリ治療は副交感神経を刺激する

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  日本人に古くから親しまれてきた代替療法の一つに、ハリ治療や漢方治療などの東洋医学があります。漢方治療が発達したのは薬草が豊富に採取できる中国の南部で、ハリ治療は主に中国北部で発達しました。  この2つの治療法はいずれも、「いやなもの反射」を引き起こすという共通した作用があります。いやなもの反射とは、いやなものや不快なものに遭遇したとき、それから逃れようとする反応です。  私たちの体には苦痛から逃れようとするしくみが備わっており、いやなもの反射を起こすことで声明を危機からまもっているのです。たとえば間違って腐った豆腐を口にしたら、すぐさま口から吐き出します。これと同様のことが体の中でも、瞬時に起こります。  いやなもの反射をつかさどっているのは副交感神経です。副交感神経は排泄能や分泌能を高め、血管を拡張する作用がなどがあります。それゆえ反射が起こるとトイレに何度も行きたくなる。便通がよくなる、血流がよくなって体が暖かくなる、口の中がつばであふれるなどの生理現象が起こります。  いやなもの反射で大切なことは、いやなものの中には花粉や遺物など形のあるものだけではなく、形のない心の動きにもかかわるものも含まれているという事です。非常にショッキングな光景を目にしたり、誰かにひどいことを言われたりしたときなど、胃がムカムカして吐き気がこみあげてくることがあります。これは体が深いな体験、苦しい気持ち、つらい気分を外に捨ててしまおうとする反射です。自分がきらってるいる人の手がちょっと肩にふれただけで鳥肌がたつというのも嫌いな人との接触を拒否する反射です。  ハリ治療では、ハリを打ったときにわずかに鈍い刺激を感じます。この刺激が体内の細胞を驚かせ、いやなもの反射を引き起こします。第5章で登場する「自律神経免疫療法」では、注射針やレーザーを用います。治療を行う際にチクリというやや鈍い痛みがあり、この痛みを排泄しようとして、いやなもの反射が起こ丸。  ハリ治療を行うと、体が暖かくなったり、おなかがゴロゴロ言い出したりするのは排泄反射を起こしている副交感神経が優位になっているためです。このような状況のときは」、血液もリンパ球もふえて 免疫力も回復に向かっています、ハリ治療や漢方治療、自律神経免疫療法を続けると治癒反応が促され、不快な症状が噴出することがあります。それは病気が悪化したり再...

免疫力を高める代替医療

  病気がおこるしくみがわかると、治癒への道も見えてきます。ストレスによって乱れた自律神経の働きを、正常な状態に回復すればいいのです。第一に薬の常用をやめ、心のストレスから脱却する努力をしましょう。 働きすぎも改め、毎日休息をしっかりとること です。 活動と休息のバランスを整える事は、自律神経の働きにも反映されます。そのほか、生活面でやることが色々あります。この点については次章を参考にしてください。  最後に免疫力を積極的に高める治癒について ご紹介しましょう。自律神経の働きを調整する作用に優れているのは「 代替医療 」です。代替医療とは西洋医学(現代医学)に対し、それ以外の両方全てを指します。 ハリや漢方、アーユルヴェーダ (インドを発祥とする伝統医学)などの伝統医学、 気功、アロマセラピー、食事療法、温泉療法など 、さまざまな療法がこの中に含まれます。  これらの療法はいずれも自律神経のバランスを整える作用があり、体が交感神経の緊張状態に傾いていれば副交感神経を優位にし、副交感神経優位にかたむいているときは適度に交感神経を優位にします。体が自分で病気を治そうとする治癒反応を引き出し、患者さんの体を痛めつけずに免疫力を高めるというメリットがあります。  ただし、 ハリ治療や漢方治療がすぐれているといっても、濃厚な抗がん剤や消炎鎮痛剤、ステロイド剤との併用を前提に行うのでは効果を得る事はできません 。治療家を選ぶにはこの点に注意しましょう。  ここでは、代替医療の一例としてハリ治療と漢方治療をご紹介します。ハリ治療は効率よく自律神経のバランスをとる作用が期待できますが、 温泉療法やヨガ、太極拳、気功など他の代替医療をためしてみて、「気持ちいい」「心地よい」と感じられるならハリ治療にこだわることはありません 。 自分にあった好きなのを選びましょう 。 次に続く・・・

薬をやめることが治癒の第一歩

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  潰瘍性大腸炎、クローン病ともに、薬をやめることが治癒への第一歩になります。炎症の勢いが強く幹部の狭窄(きょうさく)(せまくなること)が進んでいる場合は、一定期間薬を使用するのもやむをえません。 食事がとれるようになったら、なるべく早い段階で服用をやめましょう 。   薬をやめると 、 今まで抑えていた症状が一気に吹き出します。 初めの2~3日は激しい下痢や腹痛が起こりますが、 これを過ぎると一週間ほどで炎症はおさまります 。脱水症状が起こらないよう、水分をじゅうぶんに補給してください。  ステロイド剤を使用している人は使用期間に応じて半年から1年くらいの間に何度かリバウンドを繰り返します。症状も激しいので、医師の管理下で一か月程度かけてゆっくりと薬をへらすようにします。   潰瘍性大腸炎、クローン病ともに、 過労や精神的なストレスが引き金になるのですから、治癒にもっていくためにもストレスを遠ざける工夫 をしましょう。  ラジオ体操などの軽い運動を行って、血流をよくすることも大切です。食事は副交感神経を刺激する手っ取り早いジュ弾です。バランスのいい食事を、よくかんで食べることが大切です。 〇主体的に治癒にかかわる  異常にみてきたように、現代臨床現場で行われている対症療法の多くは治癒反応を止め病気を治りにくくしています。繰り返しになりますが、病気を治すためには薬で症状を押さえないでください。その症状がどうにも耐えがたいというとき、「症状を2~3割楽にしよう」という気持ちで医療を活用しましょう。  病気を治せない医療から逃れるには、患者さんが自分の症状をしっかり把握することも大切です。自分の体に対してもっと感覚をきぐすまし、効果が得られない治癒には、はっきり「NO」といいましょう。 私地は病気になったとき健康保険制度によって治癒をうける権利を保障されています。 公が治療費の多くを負担するという制度は、患者さんが医療に主体的にかかわるという感覚を失わせてしまう恐れも含んでいます。  病気は同じ薬を定期処方で長く服用させます。「なんだか効かないな」と患者さんが思ってても、いわれるままに飲んでしまうのは”身銭を切る”感覚が希薄だからです。仮に治療費が1500円だったら、腰痛が治らなくてもなんとなく治療に通ってしまいませんか? しかし治療費が1万5000円もかかった...

難治化の原因は薬害

 なぜ、特定疾患の指定をうけて、患者数が急増したのでしょうかーーーその答えは、誤った治療法による薬害という事ができます。  潰瘍性大腸炎の原因として有力視されてるのは、免疫反応異常説です。腸管の粘膜には、外的から身を守る機能が備わっていますが、この機構が正常に機能しないことが発病にかかわっていると考えられているのです。  しかし、 潰瘍性大腸炎の原因を腸管免疫の異常に限定していたのでは、根本原因を探し出すことは出来ません。病気の真の原因は、 ストレスによる交感神経の緊張状態が招いた顆粒球(かりゅうきゅう)の組織破壊です 。 増加した顆粒球は死ぬ間際に大腸の粘膜にたどりつき、活性酸素を放出して粘膜を傷つけます。その結果、粘膜にびらんや潰瘍が結成されるのです。事実、患者さんの血液を調べてみると、正常範囲を大幅に超えた顆粒球が認められられます。  幸い生体には、ストレスで生じたダメージを修復し、体を治そうとする力が備わっています。ことに若い人ではこの力が旺盛で、交換神経に傾いている自立神経の八を副交感神経側へ一気に引き戻し、蠕動(ぜんどう)運動を促して大腸につまった内容物を下痢と言う形で排出しようとします。つまり下痢が起こるのは、生体が治ろうとする反応が始まったサインといえます。  副交感神経が優位になると血管が拡張して血流も回復し、傷ついた粘膜の再生が促進されます。その過程で知覚神経を花瓶にして痛みを起こす、プロスタグランジンというホルモンの産生が高まるため腹痛が起こります。加えて、顆粒球の死骸である膿を排出するために粘血便も出てきます。潰瘍性大腸炎の一連の症状は、すべての組織を修復するプロセスで生じる治癒反応なのです。 〇難治化させているのは治療薬  しかし、現代医学はこうした症状を悪玉と決めつけ、下痢や腹痛を抑える目的で消炎鎮痛剤(商品名「ペンタサ」「サラゾビリン」など腸溶性のアミノサリチル酸)や炎症をおさえるためにステロイド剤を用います。    これはいずれも交感神経を緊張させて、治癒に必要なプロスタグランジンの産生を抑制します。顆粒球もふえ活性酸素による組織破壊が拡大するため、病気はさらに増悪します。顆粒球の増加が原因で起こる病気に、さらに顆粒球を増やす治療を行う。難治化するのは当然です。  潰瘍性大腸炎と同様の経過をたどって難治化しているのがクローン病です。こ...