薬をやめることが治癒の第一歩

  潰瘍性大腸炎、クローン病ともに、薬をやめることが治癒への第一歩になります。炎症の勢いが強く幹部の狭窄(きょうさく)(せまくなること)が進んでいる場合は、一定期間薬を使用するのもやむをえません。食事がとれるようになったら、なるべく早い段階で服用をやめましょう

 薬をやめると今まで抑えていた症状が一気に吹き出します。初めの2~3日は激しい下痢や腹痛が起こりますが、これを過ぎると一週間ほどで炎症はおさまります。脱水症状が起こらないよう、水分をじゅうぶんに補給してください。

 ステロイド剤を使用している人は使用期間に応じて半年から1年くらいの間に何度かリバウンドを繰り返します。症状も激しいので、医師の管理下で一か月程度かけてゆっくりと薬をへらすようにします。

 潰瘍性大腸炎、クローン病ともに、過労や精神的なストレスが引き金になるのですから、治癒にもっていくためにもストレスを遠ざける工夫をしましょう。



 ラジオ体操などの軽い運動を行って、血流をよくすることも大切です。食事は副交感神経を刺激する手っ取り早いジュ弾です。バランスのいい食事を、よくかんで食べることが大切です。



〇主体的に治癒にかかわる

 異常にみてきたように、現代臨床現場で行われている対症療法の多くは治癒反応を止め病気を治りにくくしています。繰り返しになりますが、病気を治すためには薬で症状を押さえないでください。その症状がどうにも耐えがたいというとき、「症状を2~3割楽にしよう」という気持ちで医療を活用しましょう。

 病気を治せない医療から逃れるには、患者さんが自分の症状をしっかり把握することも大切です。自分の体に対してもっと感覚をきぐすまし、効果が得られない治癒には、はっきり「NO」といいましょう。

私地は病気になったとき健康保険制度によって治癒をうける権利を保障されています。

公が治療費の多くを負担するという制度は、患者さんが医療に主体的にかかわるという感覚を失わせてしまう恐れも含んでいます。

 病気は同じ薬を定期処方で長く服用させます。「なんだか効かないな」と患者さんが思ってても、いわれるままに飲んでしまうのは”身銭を切る”感覚が希薄だからです。仮に治療費が1500円だったら、腰痛が治らなくてもなんとなく治療に通ってしまいませんか?

しかし治療費が1万5000円もかかったとしたらどうでしょうか。

 伊丹が何度もぶり返したり、玖珠地で具合が悪くなったりしたら腹も立ちます。「もう、こんな治療なんか受けない!」と病院に見切りをつけ薬をやめて、自分で養生する方法を考えるのではないでしょうか

 ガンにかかって抗がん剤を使うといわれたとき、自由診療で何十万円もの治療費を全額負担することになったら、「先生、抗がん剤を使えば本当にガンは治るのですか?」といわずにいられなくなります。医師の説明に納得できれば、治療費を無駄にしないために、ほかの治療法を探そうとするはずです。治療費が安いと「治せない治療は受けない」という意識が薄くなってしまうのです。憎まれ口をきくようですが、公に頼る感覚を見直しましょう。主体性をもって医療にかかわることが、自分の健康を守ることにつながると私は思っています。

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